6. 法人名義の銀行口座を開設する

法人口座の開設

新設法人の銀行口座に関するポイントをまとめると以下のようになります。

  • メガバンクは維持費が高い(毎月2,000円前後の月額基本料)
  • 維持費のかからない「ネット銀行+地方銀行+ゆうちょ銀行」がおすすめ
  • どの銀行でも口座開設には1週間〜3週間かかる
  • 添付書類は多く、履歴事項全部証明書・印鑑登録証明書・本人確認書類などが必要
  • 契約書に押印する法人の代表印と銀行印を用意しておく
  • 社会保険料の引き落としはネット銀行・ゆうちょ銀行に対応していない

法人銀行口座の概要

法人の銀行口座は、個人名義の口座と違って、 振込手数料が割高です。また、メガバンクは審査が厳しいことに加えて、 銀行口座の維持費(月額基本料)が必要になります。

3大メガバンクは月額基本料が高いので、小資本の新設法人にはあまりおすすめできません。 三菱東京UFJ銀行は1,728円、三井住友銀行は2,160円、みずほ銀行は2,160円、 これは口座を維持しているだけで毎月発生する月額料金です。 (その他、りそな銀行月額2,160円、セブン銀行月額2,160円など)

3大メガバンクの月額基本料と振込手数料を比較

三菱東京UFJ三井住友みずほ
月額基本料1,728円2,160円2,160円
振込手数料 同行宛3万円以下 108円
3万円以上 324円
3万円以下 216円
3万円以上 432円
3万円以下 216円
3万円以上 432円
振込手数料 他行宛3万円以下 540円
3万円以上 756円
3万円以下 540円
3万円以上 756円
3万円以下 540円
3万円以上 756円

一方、後ほど詳述しますが、ネット銀行や地方銀行は口座の維持費がかからないことがほとんどです。 ゆうちょ銀行も口座の月額料金は発生しません。 この点で、なるべく余計な出費をおさえたい新設法人には、 口座の維持費がかからないネット銀行、地方銀行、 ゆうちょ銀行の口座を組み合わせてもつことをおすすめします。

どこの法人口座を開設するにしても、口座開設に必要な書類は多くあります。 手続きの開始から口座の開設までは、最低でも1週間以上は開設に日数を要します。 通常は2週間〜3週間程かかるものだと思っておきましょう。

法人口座の開設の際に用意しておくもの

銀行によって必要な書類は多少異なりますが、 大抵の場合、法人口座の開設で必要になる添付書類は以下のものです。 銀行が用意する契約書などに加えて、下記の書類などを提出することになります。

  • 法人の履歴事項全部証明書 原本
  • 法人の印鑑登録証明書 原本
  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 株主名簿 or 出資者名簿
  • 法人設立届出書 or 青色申告承認申請書 or etc...

また、契約書に押印する会社の代表者印と銀行印も用意しておきましょう。 会社印鑑の発注についてはこちらをご参照下さい。
会社印鑑を発注する - 会社設立の最短10ステップ

おすすめの法人用ネット銀行口座

上述の通り、メガバンクは月額基本料や振込手数料が高いので、 会社設立して間もない初期は、ネット銀行と地方銀行の組み合わせがおすすめです。 ゆうちょ銀行の口座も月額基本料がかからないので、時間に余裕があれば開設しておきましょう。

主なネット銀行の振込手数料を比較

楽天銀行住信SBIネット銀行ジャパンネット銀行
月額基本料無料無料無料
振込手数料 同行宛51円51円54円
振込手数料 他行宛3万円以下 165円
3万円以上 258円
3万円以下 165円
3万円以上 258円
3万円以下 172円
3万円以上 270円

社会保険料の自動振替は、ネット銀行とゆうちょ銀行には対応していません。 地方銀行は月額基本料がかからないところも多いので、 地方銀行の口座開設もしておきましょう。

例えば、東京の場合は東京都民銀行が口座開設の難易度も低く、 取り急ぎ法人口座を作るにはおすすめです。 同様に、ゆうちょ銀行も月額基本料が無料です。 こちらも比較的口座開設の難易度は低いのでおすすめです。

会社設立後にやる10のこと

  1. 登記事項証明書・印鑑登録証明書の取得
  2. 税務署への届出
  3. 税事務所・地方自治体への届出
  4. 労働基準監督署・ハローワークへの届出(労災保険・雇用保険)
  5. 年金事務所への届出(介護保険・医療保険・年金保険)
  6. 法人用の銀行口座を開設 ←いまココ
  7. 法人用クレジットカードの作成
  8. 法人用会計ソフトを用意
  9. 会社名刺の作成
  10. 会社ホームページの作成