会社印鑑を発注する - 法人印の作成

会社印鑑の発注について

会社設立を申請するための書類に、法人印の押印が必要になります。 設立のために使うのは代表印のみですが、 会社の運営上よく使われる銀行印や角印がセットになった法人印セットを発注しておきましょう。

会社印鑑の種類 - 代表印・銀行印・角印・ゴム印

会社印鑑セット

会社印鑑は、法的には代表印がひとつあれば十分ですが、 一般的には代表印・銀行印・角印の3種類セット、あるいは、それにゴム印を加えた4種類セットの印鑑を用意します。

印鑑用途
代表印 (実印)重要な契約書などに押印する
銀行印銀行口座の開設やクレジットカードの契約などで押印する
角印請求書や領収書などの書類に押印する
ゴム印各種契約書の署名欄などに、自筆で記入する代わりに押印する

なぜ数種類の印鑑を作るのかというと、リスクを分散するのが大きな理由です。 例えば、法務局に届出を行う「代表印」であらゆる書類に押印してしまうと、 この印鑑を紛失した時のリスクや、印鑑盗用のリスクが高まってしまいます。

そこで、代表印は重要な書類にしか使用せず、 書類に応じて銀行印や角印を使い分けるという慣習ができたわけです。 多くの企業は、この慣習にしたがって印鑑を使い分けています。

代表印は、法務局に届け出た印鑑として高い効力をもちます。 重要な書類にのみ使用し、その他の書類は上記のような使い分けをしましょう。

印鑑の材質と価格相場について

印鑑は素材によって値段が大きく変わります。 素材には大きくわけて、樹脂、木材、動物の角・牙、金属があります。 会社印鑑のセットで5,000円〜20万円が値幅となります。

材質素材例一言
樹脂琥珀、琥珀他の材質に比べてもろいが、オシャレにも見えるのでこだわりのある方が選ぶ
木材薩摩本柘、黒檀木材ならではのぬくもりや香りが楽しめる
角・牙牛角、象牙よく用いられる定番の素材
金属チタン耐久性に優れ、火事があっても大丈夫。資金に余裕がある方はこちら

定番は水牛の角、あるいは象牙を素材としたもので、 これであれば3点あるいは4点の印鑑セットで1万円〜3万円といったところです。 契約の際などに人目につく物でもあるので、 特にこだわりがなければ定番の素材を選んでおきましょう。

これから会社を運営していく中で長く使うものなので、途中で落としたり虫に食われて欠けてしまったりすることのないよう、 ある程度耐久性の高い素材を選ぶことをおすすめします。

発注から完成までにかかる日数について

印鑑の発注から完成までの日数は、3営業日ほどみておきましょう。

注文の際に、会社名と代表者名をお伝えすればカスタムメイドしてくれます。 ゴム印を作る場合には、会社住所と電話番号、FAX番号をいれてもらうことができます。 「会社名と住所のみで電話番号の記載なし」といった頼み方も可能です。

はんこプレミアムの印鑑通販サイトのInkans.comで、「実印・銀行員・角印」の会社設立3本セットが用意してあります。会社法人起業用の黒水牛素材の会社設立3本セットが売り上げNo.1のようです。

Inkans.com(はんこプレミアム)

会社設立の10ステップ

  1. 会社の基本情報を決める
  2. 会社印鑑を発注する ←いまココ
  3. 税理士・司法書士と契約する
  4. 個人の印鑑証明書を取得する
  5. 本店所在地の確定
  6. 定款の作成・認証
  7. 資本金の払い込み・通帳コピー
  8. 残りの登記書類を作成する
  9. 法務局へ登記申請をする
  10. 設立完了 - 登記完了後の手続き