税理士報酬の相場を知っておこう!実際の料金例やサービス内容など
税理士報酬が決まる基準 - 会社の売上高や従業員数
税理士報酬は、それぞれの税理士事務所が独自に作った基準で、 料金設定を行っています。その中でも多いのが、前年の売上高を基準にして段階的に報酬を決定する方法です。 新設法人の場合は前年の売上がないので、事業計画などをもとに料金を決定することになります。
中には売上高だけでなく、従業員数や所得金額、年間の訪問数を報酬の基準に加えている税理士事務所もあり、 報酬基準やサービス内容は一律ではないと言えます。
お住まいの地域によっても相場が異なることもおさえておきましょう。 やはり地方に比べて東京などの都市部では、税理報酬の相場が高くなります。
年間売上高と税理士報酬の事例
実際に営業している税理士事務所が、 どのような料金体系で、どのようなサービスを提供しているか事例を挙げます。
月額顧問料は税理士さんに月額で支払う料金、 決算料は確定申告などを代行してもらう料金です。 決算料は金額が定められていることもあれば、 「月額顧問料の◯ヶ月分」という形で提示されることも多いです。
S税理士法人(東京都港区)の場合
報酬基準 | 月額顧問料 | 決算料 |
---|---|---|
年間売上3,000万円未満 | 顧問料 月30,000円 | 決算料 100,000円 |
年間売上6,000万円未満 | 顧問料 月40,000円 | 決算料 150,000円 |
年間売上1億円未満 | 顧問料 月50,000円 | 決算料 200,000円 |
年間売上3億円未満 | 顧問料 月60,000円 | 決算料 250,000円 |
年間売上6億円未満 | 顧問料 月70,000円 | 決算料 300,000円 |
O税理士事務所(埼玉県)の税理士報酬
報酬基準 | 月額顧問料 | 決算料 |
---|---|---|
年間売上1,000万円未満 | 顧問料 月15,000円〜 | 顧問料の5ヶ月分 |
年間売上5,000万円未満 | 顧問料 月20,000円〜 | 顧問料の5ヶ月分 |
年間売上1億円未満 | 顧問料 月30,000円〜 | 顧問料の5ヶ月分 |
年間売上5億円未満 | 顧問料 月40,000円〜 | 顧問料の5ヶ月分 |
年間売上5億円超 | 顧問料 月50,000円〜 | 顧問料の5ヶ月分 |
I税理士事務所(愛知県)の税理士報酬
報酬基準 | 月額顧問料 | 決算料 |
---|---|---|
年間売上1,000万円未満 | 顧問料 月15,000円 | 顧問料の4ヶ月分 |
年間売上3,000万円未満 | 顧問料 月25,000円 | 顧問料の4ヶ月分 |
年間売上7,000万円未満 | 顧問料 月35,000円 | 顧問料の4ヶ月分 |
年間売上1億円未満 | 顧問料 月45,000円 | 顧問料の4ヶ月分 |
年間売上3億円未満 | 顧問料 月55,000円 | 顧問料の4ヶ月分 |
年間売上5億円未満 | 顧問料 月65,000円 | 顧問料の4ヶ月分 |
税理士のサービスには何が含まれるか
税理士顧問料には、どのようなサービスが含まれているか簡単に見ていきましょう。 一般的には、以下の内容がサービスに含まれています。
- 税務に関する各種の届出
- 各種の相談(帳簿づけの指導・チェック、資金繰り・節税アドバイス、会計ソフトの使い方)
月額顧問料と決算書類の作成料は、別々で請求されます。 決算書類の作成料金は、月額顧問料の4ヶ月〜6ヶ月分の料金に設定しているところが多いです。
また、別途料金を支払うことで依頼できるのは下記の内容です。 下記の内容は、基本的に税理士の月額顧問料には含まれていません。
- 記帳代行
- 給与計算、年末調整
- 税務調査の立ち会い