1. 登記事項証明書・印鑑証明書の取得
会社の登記完了後にまずやるべきことが、 会社の登記事項証明書(履歴事項全部証明書)と、印鑑登録証明書(印鑑証明書)の取得です。 登記事項証明書は、税務署や市町村役場などへ法人を設立したことを伝えるために必要になります。 また、法人の銀行口座や法人カードの契約の際には、 登記事項証明書に加えて印鑑証明書も必要になります。
会社設立の段階で、司法書士に手続きを代行してもらった方は、
登記の際にそれぞれ必要な枚数をお伝えしておけば取得して郵送してくれているはずです。
すでにこれらの証明書を取得している方は、次のステップへ進んで下さい。
税務署への届出へ
自分で会社設立の登記手続きをした方は、 登記所(法務局、支局、出張所など)へ証明書を取りに行くことになります。 下記の流れをご参照下さい。
登記事項証明書と印鑑証明書を取得する流れ
どちらも登記所(法務局、支局、出張所など)で発行してくれるので、
法務局などへ行くことになります。持参するものは、会社印鑑(代表印)と手数料です。
履歴事項全部証明書は1通につき600円、印鑑登録証明書は1通につき450円かかります。
会社印鑑の作成についてはこちら
- 法務局へ行く
- 「印鑑カード交付申請書」を作成し、窓口に持参する
- 印鑑カードを受け取る
- 機械で発行を依頼
- 印紙の販売所で印紙を買う
- 窓口で印紙を貼って、証明書を受け取る
1.法務局へ行く
本店所在地を管轄している法務局へ行く必要はありません。 最寄りの登記所を利用しましょう。
2.「印鑑カード交付申請書」を作成し、窓口に持参する
法務局に「印鑑カード交付申請書」が備え付けてあるので、 必要事項を記入して会社の代表印を押印します。 これを窓口へ提出しましょう。
3.印鑑カードを受け取る
申請書が承認されれば、その場で「印鑑カード」を受け取ることができます。 印鑑カードは、会社の印鑑証明書を受け取るのに必要なカードです。 印鑑カードの発行手数料は無料です。
4.証明書発行請求機で証明書の発行を依頼する
登記所の中に「証明書発行請求機コーナー」という場所があり、 そこに証明書発行請求機という機械があります。 この機械を使って履歴事項全部証明書と印鑑証明書の発行を簡単に依頼することができます。 画面の指示通りに進んで、証明書の発行を依頼しましょう。
もし証明書発行請求機がない場合は、法務局に備え付けてある申請書を利用して証明書を発行してもらいましょう。
5.印紙の販売所で印紙を買う
証明書の発行依頼ができたら、窓口の係員さんから呼ばれるのを待ちます。 この間に印紙を購入しましょう。 履歴事項全部証明書は1通につき600円、印鑑登録証明書は1通につき450円かかります。
6.窓口で印紙を貼って、証明書を受け取る
印紙を購入したら、窓口の係員さんから呼ばれるのを待ちます。 係員さんから呼ばれたら、窓口で指定の箇所に印紙を貼りましょう。 これで会社の履歴事項全部証明書と印鑑登録証明書が受け取れます。
これらの書類は、オンラインで請求して郵送してもらうことも可能です。
履歴事項全部証明書と印鑑登録証明書の取得について、
さらに詳しく知っておきたい方は下記のページも参考にして下さい。
法人の履歴事項全部証明書を取得する流れ
法人の印鑑登録証明書を取得する流れ
会社設立後にやる10のこと
- 履歴事項全部証明書・印鑑登録証明書の取得 ←いまココ
- 税務署への届出
- 税事務所・地方自治体への届出
- 労働基準監督署・ハローワークへの届出(労災保険・雇用保険)
- 年金事務所への届出(介護保険・医療保険・年金保険)
- 法人用の銀行口座を開設
- 法人用クレジットカードの作成
- 法人用会計ソフトを用意
- 会社名刺の作成
- 会社ホームページの作成