印鑑登録証明書を取得する
会社設立で必要な個人の印鑑証明書について
STEP2で発注した会社印鑑の証明書ではなく、個人の印鑑証明書を取得します。 あなた自身が普段から使っている印鑑の登録証明書です。例えば、山田太郎さんなら「山田」もしくは「山田太郎」という姓名が記された印鑑です。
発起人(資本金の出資者)と役員個人の印鑑の印鑑登録をして、 それぞれの人が印鑑登録証明書を取得します。この証明書は、後で他の登記書類と一緒に提出することになります。
- 発起人の印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの) 各1通
- 役員(取締役)の印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの) 各1通
あなたが「発起人 兼 役員」の場合は、 同じ印鑑証明書を合計2通用意します。
- 印鑑証明とは?
- 印鑑証明とは、役所に登録した自分のハンコが本物だということを証明することです。 まず役所で印鑑登録をして、その後、印鑑証明書を取得するという流れになります。
印鑑登録証明書を取得する流れ
- 市区町村の役所で印鑑登録をする(早く済めば10分ほど)
- 印鑑証明書を発行する(早く済めば5分ほど)
1. 市区町村の役所で印鑑登録をする
役所には「印鑑」と「身分証明書」を持参します。 役所についたら窓口で「印鑑登録をしたいのですが」と呪文を唱えましょう。 係員の方が案内してくれます。
登録は窓口でスムーズに進めば、10分ほどで完了します。 印鑑登録の手数料は、200円〜500円で自治体によって異なります。
登録完了すれば「印鑑カード(自動交付機カード印鑑登録証)」を受け取れます。 暗証番号の登録をすれば、証明書の自動交付機を利用できるので、 今後、印鑑証明書の発行が簡単になります。 印鑑登録をしたハンコのことを「実印(ジツイン)」と呼びます。
2. 印鑑登録証明書を発行する
暗証番号を設定した印鑑カードを使えば、 自動交付機で簡単に印鑑登録証明書が発行できます。 印鑑証明書の発行は200円〜400円で、こちらも自治体によって異なります。
印鑑登録できない印鑑について
全ての印鑑を、役所で印鑑登録できるというわけではありません。 例えば、印鑑の一部が欠けているものなどは登録できませんが、 そういった常識的なことはのぞいて、気をつけておくべきは以下のポイントです。
印鑑登録ができない印鑑
- ゴム印など、変形しやすいもの
- 三文判(サンモンバン)やシャチハタ
- 印影の大きさが8mmの正方形枠内に入るもの、あるいは25mmの正方形枠を超えるもの
- 職業や資格など、名前以外の記載があるもの
三文判とは、100円ショップで売られているような安価で購入できるハンコ全般を指します。 シャチハタとは、朱肉を使わない代わりに印鑑の内部に詰めたインクが少しずつにじみでる仕組みの印鑑のことを指します。 本来は、シヤチハタ株式会社が製造するハンコの事を指しました。
印影の大きさについては、要するに「小さすぎても大きすぎてもダメ」ということです。 印鑑の直径が8mm〜2.5cmの範囲におさまるものを用意しましょう。
印鑑登録できる個人のハンコを持っていない人は、 まず実印として利用できるハンコを購入してから役所に向かいましょう。 実印として使用できる印鑑 - SUPERHANKO
会社設立の10ステップ
- 会社の基本情報を決める
- 会社印鑑を発注する
- 税理士・司法書士と契約する
- 個人の印鑑証明書を取得する ←いまココ
- 本店所在地の確定
- 定款の作成・認証
- 資本金の払い込み・通帳コピー
- 残りの登記書類を作成する
- 法務局へ登記申請をする
- 設立完了 - 登記完了後の手続き